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2006/11/11

【フィクション】川崎J1優勝(2)

川崎のスタメンは、GK吉原慎也、DFは右から箕輪義信、寺田周平、伊藤宏樹、ボランチに中村憲剛、谷口博之、右サイド井川祐輔、左サイド森雄介、トップ下マギヌン、我那覇和樹、ジュニーニョの2トップ。サブは、GK相澤貴志、DF佐原秀樹、MF原田拓、飛弾暁、西山貴永、FM鄭大世、黒津勝。

29節終了時点で累積警告3枚を持っていた、箕輪、伊藤、佐原、谷口、マギヌンは、30節に箕輪が累積で2試合出場停止、その間スタメンを努めていた佐原が32節に警告を貰って1試合出場停止となったが、伊藤、谷口、マギヌンは警告を貰わずにこの最終節を迎えた。ただし、左サイド攻撃の要衝であったマルコンが33節ロスタイムに遅延行為でまさかの2枚目の警告を受け、この最終節は出場停止となってしまった。

そのため、左サイドには森を廻し、右サイドに井川を配した以外は、いつもの川崎最強布陣である。ベンチ入りメンバーに、左右ウィングの飛弾と西山、FWにテセ、黒津と攻撃的な選手を並べて、関塚隆監督の勝利そして奇跡の優勝への強い意志を表していた。

ベンチ入りしていない全選手もスタンドで応援し、優勝の瞬間を一緒に祝うために待っている。選手だけではなくスタッフやクラブ職員も、僅かな人数の留守番役を事務所に残した他は、全員がここ長居第二に集まっていた。

対するC大阪は、GK吉田、DF前田、江添、山崎、MF下村、ピンゴ、古橋、ゼ カルロス、森島、FW西澤、大久保のスタメンは、28節、29節と連勝した時の布陣と同じである。

C大阪はすでに降格が決定しているが「目の前での優勝をなんとしても阻止する。6年前のお返しをする。」と(後ろ向きながらも)この試合へのモチベーションは極めて高い。しかも川崎の優勝を阻止するためには引き分けでも良いという状況は、本来のC大阪の持ち味とは異なるが、攻撃は森島、西沢、大久保の3人だけに任せ、GKを含む8人でゴール前を固めるという戦術に監督、選手、そしてサポータまでもが意志統一されている。

ご存じの通り川崎はこのように引いた相手を崩すのはどちらかというと苦手としている。C大阪に残留争いの可能性が残されていたら、C大阪としても勝ち点3を得るために攻めざるを得ず、川崎の得意なパターンに持ち込めるのだが。

12月2日14時、キックオフの笛がなった。

C大阪の狙い通り、川崎はボール保持率は高いものの、どちらかというと持たされているという感じで攻めあぐね、前半は0-0で終了した。それでもケンゴのスルーパス、森のサイド突破からのクロス、マギヌン、ジュニーニョ、我那覇のトライアングルによる中央突破など、いくつかの見どころはあった。

電光掲示板で他会場の途中結果が映し出された時、小さなざわめきが起こった。浦和×G大阪は前半を終わって1-1。ワシントンとマグノ アウベスがそれぞれゴールをあげている。このまま引き分けてくれれば、川崎としては1点を獲ればいいだけなのだが。両チームともに高い得点力を持っており、このまま後半45分が過ぎると考えるのはあまりにも都合が良すぎるだろう。だが、両チームともに高い攻撃力を持ち、実力は拮抗しているだけに、2-2あるいは3-3という可能性もある。少ない可能性を信じて、まずは自分達の勝利を追い求めていこう。

ハーフタイムのロッカールーム。関塚監督は「各自が球際に強く、もう少し精度を上げてプレーしていこう。サイドチェンジを有効に使おう。相手の前線3人へのケアをしっかりと。」伊藤キャプテンが「落ち着いてプレーしていこう。勝ちにいくぞ!」

後半開始。両チームともに選手交代はない。

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